サヴィル・ロウ・アプレンティスシップ

ニュースサイト『デイリーメール』に、サヴィル・ロウ・アプレンティスシップの記事が掲載されました。
これは、サヴィル・ロウのテーラーが主体的に若手を育成することに関わる仕組みで、将来サヴィル・ロウで働くことを希望する若手が、現役のカッターやテーラーに指導を受け、実地体験をしながら学ぶ独自の制度です。

この記事では、ヘンリープール現当主のアンガス・カンディ会長と、ヘンリープール副会長であるフィリップ・パーカーへのインタビューが掲載されています。

1990年代には衰退の一途をたどりつつあったサヴィル・ロウのテーラー街を立て直すことに尽力したアンガスや、テーラー街の同業店の人々、そして、積極的に若手育成にチカラを注いだフィリップたちの考えが取材されています。

かつては平均年齢が60歳代であったサビル・ロウのテーラー、カッターたちは、いまでは40歳代にまで若返っています。また、女性テーラーも増えました。時代は刷新されつつあります。

フィリップはこう語っています。
『このサヴィル・ロウ・アプレンティスシップが成功したのは、なにより我々職人たち自身がこの企画を立ち上げ、実務に関わったからでしょう。とても時間がかかる仕事ですが、大切な仕事だと思っています。』

ヘンリープールには現在、5名のアプレンティス(見習い)が勤務し、彼らは30の仕立て業務に関わっているといいます。

日本からもアプレンティスとしてヘンリープールの門を叩く若者もいます。
サヴィル・ロウの職人達は、英国伝統のビスポークを未来へ継いでいく努力を、外部のマネージメントではなく、自分たち自身で行うことを誇りに思っています。

以下にアクセスしてお読みください。(英語です)
ニュースサイト『デイリーメール』



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